昨夜(3/3)、第4回学校運営協議会(コミュニティ・スクール)を開催しました。
3校(富秋中・池上小・幸小)合同で開催し、市教育委員会の方も参加いただきました。
今年度、最後の開催で、各校の3学期の取組みや年間の振り返り(評価)を行いました。
3校全体からは、義務教育学校(小中一貫校)開校に向けて、毎月教職員で行っている小中一貫教育推進会議について、現時点での教育目標やめざす子ども像、会議の様子を報告しました。また、新校の校歌制作についても現状とこれからの予定について報告をしました。
富秋中からは、12月の市生徒会交流会の様子や2月のDID(1年視覚障がい体験・交流)、新校に向けての工事状況、海外からの渡日生徒へのホームページやブログ対応、チャレンジテストの結果、3年生の進路状況、卒業式について報告をしました。また、学校教育自己診断(生徒・保護者アンケートから)についても報告をしました。
(撮影し忘れたため、第3回(12月)の様子を掲載しています)
特に、単元テストにして2年が経過し、成果や課題について議論いただきました。
保護者から、家庭学習で子どもが勉強している姿が以前に比べ(上のきょうだいと比べ)見えずらくなったというご意見があり、これまでの定期テストのように、テスト1週間前にクラブがなしになり、深夜までテスト勉強したり、提出物の仕上げに遅くまで時間をかけるといった子どもの様子は、単元テストになって保護者としては見れなくなったと考えられます。
しかし、毎日の授業内での子どもたちの学びに向かう姿勢の変化や小テストや単元テストで常に自分の学習状況が客観的に分かったり、リトライテストでやり直しが評価につながるなど、普段から常に学びに向かうスタイルに子どもたちの学び方が変化しているのだと考えています。また、単元テストを教科の授業内で実施することにより、テスト日程が分散され、自分で学習のスケジュール管理が必要となり、それも自己調整力や自ら学びに向かう力の育成につながっています。
また、客観的な指標として、毎年実施されている大阪府中学生チャレンジテストの今年度の結果は、昨年度までと比べられる2年も3年も、どちらも実質数値が上がっています。3年生は、2年連続で上昇しています。1年生も初めてのチャレンジテストでしたが、ここ数年の1年生のなかで、好成績を出しています。
学力テストの結果は、子どもたちの学びの一部を表したものであり、いわゆる学力テストでは測れない自ら学びに向かう力や、自分の学び方を学ぶことが、本来将来必要な力として、同時に大事にしていきたいと考えています。
3年生では、今一人ひとりが自分のテーマを決め、探究する授業を行っています。自ら問いや仮設を立て、調査、分析し、そこから新たな価値観や概念を見つけだすという学びです。赤ちゃんが自ら自然と言葉を覚えたり、いろいろなものに興味が湧くように、本来、人が持っている探究心を活用して自ら学ぶことが本来の学ぶ姿であり、今後もそのような子どもの姿がたくさんみることができる学校になっていくことをめざしています。