2024年9月19日木曜日

突然の訪問者

 1人の生徒が、突然、校長室にやって来て、『先生、お時間ありますか?』と、パソコンを持ってやってきた。

何かと訪ねると、『話を聞いてもらいたい』とのこと。

校長室に入って、聞いてみると、パソコンから、自分が話したいことをまとめた資料を見せながら、説明を始めた。


学校に「あるもの」を設置して欲しいという内容であった。

要望やその理由などを分かりやすい企画書のような自作のプレゼン資料がとてもすばらしかった。

現状今すぐその要望を叶えることはできないことをその生徒に伝え、その要望を叶えるための課題を洗い出して、そのために自分が、仲間が、何が出来るかを考えるように話をした。

そんな生徒が居ることに感動した。そして、更なる課題の提示に『考えてみます』の返事に頼もしさを感じた。

一人ひとりが身の回りの課題を見つけ、その課題を自分事として、自分が出来ることを考える。予測が難しいこれからの未来を生きる子どもたちにとって、最も必要な力だ。