2024年9月9日月曜日

同時通訳に挑戦 No Limit❗

 外国から渡日して間もない生徒は、日本語がまだ聞き取れないため、スマホやGIGA端末、翻訳機などを活用して、文字入力して翻訳したり、その場に行って音声入力していましたが、入力に時間がかかったり、生徒の近くに行かないといけないなど、課題がありました。今回は、ワイヤレスマイクを活用して、同時通訳に挑戦してみました。

授業者の教員にワイヤレスマイクをつけ、教室内でオンラインで繋いだ端末に、同時通訳の文章が表示されます。

現在、試験的に導入して、活用できるか研究しているところです。



先生の日本語の発言が、瞬時に、
ポルトガル語で生徒の端末に表示




班活動では、ピンマイクを話す生徒が持つことで、
端末には、友達の日本語が訳されて表示される。

ICTも進化はすさまじく、学校現場で使えたらいいだろうという機能はまだまだあります。ただ、費用や環境、安全、使いやすさ、人材面での課題もあります。

近い将来には、小さなイヤホンだけでこのすべての機能(同時翻訳や音声読み上げなど)が自動で行われる時代がそこまで来ています。(4年前の動画ですが、下の動画👇みたいに…)

経団連2020/03:「20XX in Society 5.0~デジタルで創る、私たちの未来~」(1:13~)

しかし、このようなICTの活用は、所詮、補助的なものとして利用し、日本で暮らすための日本語の習得や母語の定着だけでなく、クラスの仲間とのコミュニケーションなど、人としての気持ちを伝えあうことも大事にしていきます。

少しでもすべての子どもたちが学びやすい環境をすすめていきます。