2021年3月12日金曜日

第45回 卒業証書授与式

卒業証書授与式を行いました。今年度は、69名が巣立っていきました。とても穏やかで、あったかい卒業式になりました。卒業生のことばをあえて、写真なしで掲載します。 卒業生の言葉 私たちの富秋中学校での、今日までの日々は、一生の宝物です。しかし、分かり合えなくて、つらい思いをしたこともたくさんありました。そのたびに、喧嘩をし、話し合いを重ねてお互いを理解しようと努力してきました。そこから学んだことを先生方、保護者の皆さんに伝え、卒業の言葉にしたいと思います。 私たち45期生が中学校に入学した当初は、これから始まる中学校生活がとても楽しみであり、同時に友だちができるか、仲良くできるか不安でした。なぜなら、よくない噂を聞くことが多かったからです。だけど今は、みんなと仲良くなることができました。悪い噂だけを聞いて、何も知らない相手に悪いイメージを持つことは、良くないとことだ学びました。富秋中学校は、今から46年前、地域の方や先輩方の熱い思いと協力のもと建てられた学校です。一期生の先輩方が残した言葉があります。「富秋中学校の素晴らしい所などを、これから入学する弟や妹、後輩などにどんどん伝えて、立派な伝統を作っていきたいと思います。富秋中学校の生徒である自覚と責任をもって、これから先もこの素晴らしい学校を美しく、大事に使っていきます」という言葉です。でも、私たちの学年は、うまくいかないことがあると、ものにあたってしまったり、勉強がわからず、授業に集中できないなど、先輩方の思いを踏みにじる行為がありました。もっと早く気づくべきでした。 まずは、自分が変わらなくてはならない。自分を変えるためには強い心が必要です。強い心を持つことができれば、周りの人の目も変わっていきます。その心が、自分を大切にし、周りの人たちも大切にできる。そして、自分を大切に思ってくれる人がたくさんいて、いることに気づけると思います。大切がたくさんあふれた富中を後輩たちに引き継いでほしいと思います。(中略) いよいよ、旅立つ時が近づいてきました。今思うと、もっと自分たちの中学校を大切にしたら良かったと後悔します。私たちが学校に通うことができているのは、決して「当たり前」のことではありません。家族の支え、地域の方々の見守り、先生方のサポート、仲間との絆があって、今の私たちがあります。時には、周りの人々や仲間とぶつかったり、自分の弱さに負け、楽なほうへ流されたりしそうになりながらも、今までいろいろな方に支えられた私たちは今日、この富秋中学校を卒業します。楽しいこと、つらいことがたくさんあった3年間でした。この富秋中学校で学んだ「みんなで協力することの大切さ」を胸に刻み、相手の立場になって、行動できるような大人に成長していきたいと思います。これまで支えてきてくださったすべての方々に感謝し、卒業の言葉にかえさせていただきます。本当にありがとうございました。 力強く、心に染み入る素晴らしいでした。卒業おめでとう。そして、今まで、ありがとう。