雨の心配もありましたが、清々しい秋晴れ。
保育実習や富仲祭ステセクへの出演でいつもお世話になっている、くすのき保育園の運動会がありました。
テーマ横断幕
幼児教育から学ぶことはたくさんあります。
幼児は、誰もが主体性をもって活動(本能的に動いている)しています。それは、保育士さんは、『それしたらダメ』とか『これしなさい』など指示をできるだけしないのです。
しかし、集団行動など揃えることが必要なときは、歌を歌ったり、絵本を読み聞かせすることで園児たちの行動は自然と揃っていきます。命令的な指導は、主体性を失わせ、やらされ感でその後行動が続きません。小中学生になると、言葉での指示や指導がほとんどです。
出番待機中に、読み聞かせで園児が集中し始める
富秋中でも、あえて指示によって揃えるのではなく、子どもたちの主体性を活かしながら、自然と揃っていく活動を研究しています。指示ばかりしていると、子どもたちの主体性はどんどん失われていきます。言語による指示や指導をしっかりと受け止め、理解し、対応できる力も大切ですが、そればかりになると、指示待ちの状態に近づいていきます。
揃えない前提の授業として、1学期に来ていただいた講師の石川晋さんは、授業始まりに読み聞かせをすることで、子どもたちは自然と授業や学びに向かう授業を見せていただきました。幼児教育に通ずるものがあります。
富仲祭ステセクにも出演予定の5歳児の『もちつき太鼓』
保育士さんたちは、常に動き続けて、園児たちの様子を見ています。そして、それぞれの子に応じた対応をしています。場面によっては、指示や指導ではなく、支援ベースでの声かけによって、個別最適化された学びと仲間といっしょにする集団での学びの融合をそこに観ることができました。
学びがたくさんある『うんどうかい』ありがとうございました。
富仲祭ステージセクションへのご出演、楽しみにしています。